英語を使って仕事をしてみたい。
と、思ったことはありませんか?
私は留学から帰ってきた時、いつもそう考えていました。
ただ私は、留学といっても短期だったので、ビジネスで使えるほどペラペラな訳ではなく、日常会話は出来るけれど、履歴書に日常会話程度と書くのは少し気が引けるくらいの英語力。
また、TOEICも英検も取ったことがない。
英語は好きだし、全く出来ない人よりはできると思うのに!
そんな私は悩んだ結果、未経験OKの特許事務所の英文事務という職に就きました。
ビジネス英語なんて使ったことがない私が、英文事務という仕事に就いて1年弱経ったので、今日はそんな私のこの1年の感想とポイントを書きたいと思います。
同じ考えを持っている方に少しでもお役に立てるといいです。
特許事務についてはまた後日別記事でご紹介しようと思います。
ビジネス英語未経験だと最初に言ったら、英文テンプレをくれた
まず就職すると、必ず仕事を教えてくれる人が付くと思います。
私はその人に最初の自己紹介の時に、英語を使った仕事はしたことがないことをはっきり伝えました。
仕事をしていく中で、英語レベルはすぐにばれてしまうとは思いますが、出来ると思っている人に教えると、出来ないと思っている人に教えるのでは、教えるスタンスがだいぶ変わってきますよね。
あと、出来なかった時のがっかり度も。
私は最初に伝えたおかげで、何をするにも英文テンプレを用意してくれて、流れを説明してくれました。
Dear Sirs, なんていう、考えなくても分かるようなことも、最初は、
Sirsってなに?
DearもSirsも最初大文字にするの?
Sirsの後のチョンまでセット?
というレベルでしたので、とりあえずのいくつかのテンプレをいただけるのはありがたかったですね。
他の人の英文を見て、コピペのまとめメモを作った
そこからは、とにかく人のメールをコピペして、メモにまとめました。
紙じゃ意味がないので、PC内のメモにです。
様々な場合を分けて、箇条書きでコピペしまくる日々。
おかげでイレギュラーな内容の英文を作らなければいけない時も、そのまとめを組み合わせてだいぶ作れるようになりました。
そのままOKということはほぼなかったですが、、、
一年経った今でも、ほとんどのメールをそのまとめた文章の中から組み合わせて作っています。
分からない英語は、その場で堂々とぐぐれる
英語を使う会社はどこでもそうだと思いますが、私はこの会社に入るまで、分からない英語をぐぐるということに対して、少し抵抗がありました。
分からないので、調べた方がいいのは当然のことですが、なんだか仕事以外のことをしている気分になって、大きな会社のデスクトップで堂々と英文を検索するということが出来なかったんです。
しかし周りを見たらみんな、私でも分かるような簡単な英語をたくさん調べたり、グーグル先生に英文を作ってもらったりしていました。
それでいいんだ!
小さすぎることですが、その発見が私にとってとても心強く、それ以降、気になる英単語や英文はすぐにぐぐるようにしています。
勢いで英文を作ってみて、すぐ上司にチェックしてもらう
これは、最近特に意識していることです。
一年色々なビジネス英語に触れてきて、とりあえず過去の経験からそれっぽく作ることはできたけど、不安しかない、、という状況が最近多くなりました。
一年も経ったのに、すごく修正されたり、全然英語ができるようになってないと思われるのを恐れて、何回も作った英文をぐぐって確認したり、過去例を探したりしてしまいます。
でもその時間ってかなり意味がないです。
勇気を出して添削してもらうと、そのままOKだったり、もう全く論点がずれていたり。
時間をかけてぐぐって確認していた所なんて、全く関係ないことが多いんですよね。
なので最近は勇気を出して、作った文章はすぐ、その勢いで添削してもらうようにしています。
学校でもないのに、英文添削してもらえるなんてありがたい!
そう思って、勢い良く持っていくことで、だいぶ時間短縮とメンタル強化(笑)になりました。
予想以上に細かく丁寧に、学校みたいに英語を教えてくれる
英語を使う仕事に就いて分かったことは、すごく細かく英語を教えてくれて、普通に勉強になります。
もちろん、教え方は人それぞれありますが、、(心が折れることもありますが、、、)
この言い方だと相手が誤解する可能性があるから、この単語を使おう
この言い回しの方がスマート
という、内容面のアドバイスはもちろん、
ここで進行形は使わない
主語がこれだから、ここは受動態
ここは複数形にしないと
恥ずかしながら、こんな指摘も未だに受けています。
私はかなり甘えているので、他の会社でも同じなのかは分かりませんが、どの会社でも質問すれば正解を教えてはくれると思います。
本当に学校みたいじゃないですか?
まだまだ勉強不足で添削の嵐ですが、とにかく毎日勉強になっています。
未経験でも飛び込んでみてよかったと思います。
英語を使う仕事に転職する時の注意
面接でできるフリはしない方がいい
私のように、なんとなく英語で会話できるというレベルで、自分の英語力がいまいち分からない場合、英語がぺらぺらに話せます!なんて面接で言わない方がいいと思います。
、、、言わないか。
コミュニケーションが取れる程度とか、何ヶ月間留学に行っていましたとか、、あとは英語を学ぶの好きです!とかで乗り切ることをおすすめします。
もし完全に英語ができる枠で入ってしまったら、苦しむのは自分だと思います。
日本語のビジネスメールでも同じだと思いますが、一度見てみて慣れていくことだと思うので、自分の実力を素直に伝えましょう。
転職エージェントに全面協力を仰いだ方がいい
単にビジネス英語と言っても、会社によって求める英語力が違いますし、使い方も違います。
自分の英語力がどういう風に活かせるのか、求人票を眺めていてもさっぱり分からないですよね。
極端なことを言えば、ただ英文を書き写すだけの仕事でも、英語を使う仕事ではありますしね。
そのため、英語に関係する転職に限った話ではないですが、転職の際は出来るだけ、親切にたくさん面談してくれるエージェントに登録し、仕事を紹介してもらうだけでなく、積極的に色々相談していった方がいいと思います。
自分の英語力と、英語を使って何をしたいかをしっかり伝えましょう。
そのエージェントはどこなんだ?という話ですが、担当者との相性もありますので、3つくらいは登録して一通り見た方がいいと思います。
私は、dodaとリクルートとどこかもう2つくらい登録しましたが、リクルートの担当の方が好きでした。
TOEICを取ってから、なんて遠回りはしなくていい
TOEICをもう持っているなら別ですが、もし私のように持っていなくても、これから取るようなことはしなくていいと思います。
転職エージェントには、取った方がいいと言われると思いますが、、、
持っていた方が、初年度の給料は高いと思いますが、、、
TOEICを持っているより、先に飛び込んでしまってから英語を勉強した方がいいです。
やる気も出ますしね。
まあ英語を使う仕事を募集している求人は、TOEIC何点以上という条件があると思うので難しいところですが、、、
少なくともTOEICがなくても英文事務ができる仕事はあると思いますよ!
学校より厳しい世界だから、覚悟は必要
英語が勉強になる、教えてもらえると言っても、やはり学校ではないので、それなりにチクリと言われます。
私は未だに、分からない言い回しがあるとすぐに質問したり、簡単なミスをしてしまうので、チクリどころかグサリと言われることが多いです。。
心折れますが、この一年の自分の成長は半端ない!来年には完璧になっている!と信じて、頑張っていきたい、、、です。。。。