鎌倉で閻魔大王に会えるお寺を知っていますか?
鎌倉といえば鶴岡八幡宮が有名ですが、そこから少し歩いたところに閻魔大王をはじめ、十王が祀られている、円応寺(閻魔寺)というお寺があります。
円応寺で大迫力の御朱印をいただいたので、今日はそちらを紹介します。
そもそも閻魔(えんま)大王とは?十王とは?
死後、人は天国か地獄にいくと言われていますが、その振り分けをしているのが閻魔大王。
冥界という世界で、閻魔大王が死者を裁判にかけ、天国と地獄に振り分けています。
また冥界には閻魔大王だけでなく、十王と呼ばれる十人の裁判官がいます。
その十王の中心が閻魔大王です。
裁判は、四十九日までは7日ごと、そこから百か日、一周忌、三回忌。
合わせて10回あり、それぞれ十王ひとりひとりから裁判を受けます。
人が亡くなった後四十九日と一周忌と三周忌に法要を行うのは、十王からのいい裁判結果を願う意味があったんですね。
ちなみに閻魔大王様は、十王の中心、5番目の裁判官です。
円応寺(閻魔寺)とは?
円応寺は建長2年(1250)に創建、元禄16年(1703)に、現在の地に移されました。
閻魔大王様だけでなく、十王にも会うことができます。
真ん中には大きくて大迫力の閻魔大王様。
正式名称は閻魔大王坐像(国重要文化財)で、鎌倉時代の有名な仏師運慶作です。
拝観料は200円。
十王の前にそれぞれ説明が詳しく書かれており、長い時間楽しめるお寺です。
円応寺へのアクセス
円応寺へは、鶴岡八幡宮から徒歩7分程、建長寺から徒歩2分程で到着します。
鎌倉駅からは徒歩20分程ですかね。
遠い感じがしますが、鎌倉に観光に来たら鶴岡八幡宮は必ず行くと思いますので、そのついでに寄ればそこまで遠くは感じません。
車で行くことも可能ですが、写真にあるように道路の途中でこじんまりとあるお寺なので、駐車場がなかったような、、、
鶴岡八幡宮か建長寺あたりにはパーキングがいくつかありますので、そこから歩いていくのが無難かと思います。
鎌倉駅、北鎌倉駅からはバスも出ています。
いずれも建長寺というバス停で下車してください。
御朱印の料金と受付時間
円応寺でいただいた御朱印がこちら。
どどんと力強い字で、十王と書かれています。
かなり太く濃く書かれているので、紙が薄いと裏までうつってしまうかと思います。
書いていただく場所をあらかじめ考えた方が良さそうですね。
御朱印は入り口で先に御朱印帳を預け、拝観中に書いておくので、帰りに寄ってくださいというシステムでした。
値段は300円。
受付時間が、3月~11月は9:00~16:00、12月~2月は9:00~15:00と、冬場はかなり早いので注意が必要です。
催し事や季節によって、受付時間や内容が異なる場合があるので、必ず情報を確認してから行ってみてくださいね。