京都にある、鈴虫寺をご存知ですか?
鈴虫寺では鈴虫説法という時間があり、お茶とお菓子をいただきながら住職さんや僧さんのありがたいお話を聞くことができます。
説法と聞くとなんだか敷居が高い感じがしてしまいますが、実際に行ってみると、ありがたいだけでなくとても面白いお話で、私たち若者にも入りやすく、すぐに時間が終わってしまいます。
今日は、そんな鈴虫寺についてご紹介します。
鈴虫寺とは?なぜ鈴虫?
鈴虫寺はその名の通り、鈴虫がたくさんいます。
鈴虫といえば秋ですが、ここ鈴虫寺には一年中鈴虫が鳴いています。
秋だけでなく、四季を通じて鈴虫の音色を聞くことのできる境内。
それゆえ「鈴虫寺」の名で親しまれている当寺ですが、正式な名称は「妙徳山 華厳寺(みょうとくざん けごんじ)」といいます。
境内には5000匹くらいの鈴虫がいるそうで、詳細はわかりませんが、常に秋っぽい気候になるように気温や湿度を保っていると、お説法内で仰っていました。
またこれもお説法内でお〜〜〜!!と思った話ですが、
鈴虫が5000匹もいたら、普通うるさいですよね?
意識して聞いているとよく聞こえる鈴虫の声も、お説法に集中しているとかなり心地の良い音色になります。むしろ、鳴いているのも忘れてしまうくらい。
美しいものは邪魔にならないという住職さんのお言葉は説得力がありました。
拝観料は500円で、9:00~17:00です。
鈴虫寺へのアクセス
鈴虫寺は京都駅からかなり遠いところにあり、バスかタクシーに乗ることになります。
バスだと1時間程度、タクシーでも30分以上かかります。
私は京都駅からバスで行きました。バスだとこの二択です。
市バスで松尾大社下車、そこから徒歩15分
京都バスで鈴虫寺下車、そこから徒歩3分
その他の行き方については、鈴虫寺HPに詳しく書いてあるので、そちらをご覧ください。
幸福御守を握りしめて、わらじを履いたお地蔵様に
入り口の石段を上ると、日本で唯一わらじを履いたお地蔵様がいらっしゃいます。
このお地蔵様は願いをひとつだけ叶えてくださるそうです。
お祈りの仕方はお説法内で紹介がありますが、幸福御守を購入しお地蔵様の前でお祈りします。
・御守にはお地蔵様が入っているので、一番上の顔にあたる部分を少し出して、御守りを両手に挟む
・必ず住所と名前を言う
・お願いは叶ったか叶ってないかわかりやすいお願いを
・お願いは必ず一つだけ
いつもふわっとしたお願いをたくさん祈ってしまっている私は、わかりやすいお願いを一つだけと言われて、かなり悩みました。(笑)
叶ったら必ずお礼を言いにいきましょう。
鈴虫説法の30分は笑いあり感動ありであっという間
鈴虫寺といえばこのお説法ですが、このお説法はかなり並びます。
いいタイミングで行けばよかったのかもしれませんが、時間も調べずに行った私は30分ほど待ちました。
お説法はだいたい30分ほどあります。
30分も話聞けるかな〜
なんて私は正直思っていましたが、このお説法は想像とは全然違いました!
お葬式の般若心経の後に、住職さんのありがたいお話がありますよね?
私はあの感じを想像していました。
ありがたいのはわかっていますが、内容難しいし、毎回足が痺れます。(失礼)
が、これは面白い!30分が本当にあっという間です!
内容のことは書きませんが、ありがたくてオチもしっかりあって、さすが!という謎の感動さえ生まれます。(笑)
御朱印はお説法を聞いてから
御朱印はお説法の後に300円でいただけます。
毎度のことながら、御朱印帳の黄色いケースが汚くてすみません。(笑)
一斉に人が立ち上がり、かなりの人になるので、自分の御朱印帳を見失わないように注意してください。
ちなみに、鈴虫説法を全然知らなかった私は当初、お説法を聞かずに御朱印はもらえないのかな?と考えていました。
結果から言うともらえないと思います。
無理にお願いすればもらえるのかもしれませんが、建物内でお説法を聞き、その後にそこで御朱印をもらうシステムなので、御朱印だけいただくというのは難しそうでした。
お説法も本当におすすめなので、どちらにしても絶対にお説法は聞いたほうがいいですけどね!
老若男女問わず楽しめる、今時のお説法。
是非聞きに行ってみてください。